2サイクルオイルには、
分離給油オイルと混合オイルという2種類のオイルが存在します。

オイルにブレンドされている添加剤や粘度の関係もありますが・・・・


基本的に分離給油用のオイルは混合オイルとしても使用できます。

ですが混合用オイルの場合は分離給油には向いていません。

その理由は、オイルが硬いからです。

なので混合用のオイルを分離給油で使用する場合は、
分離給油用のオイルとブレンドしたり灯油を混ぜるなんて方法を
使っている人もいるみたいです。



参考までに混合用オイルを使用する場合の比率表です。

通常ですと50対1~25対1の間くらいでしょうか?

オイルメーカー等によっても違いが出てくるかと思います。


ガソリン
リットル
オイル (cc) (=ml)ガソリン
リットル
100:190:180:170:160:150:145:140:135:133:130:125:120:1
11011.112.514.316.72022.22528.630.333.340501
22022.22528.633.34044.45057.160.666.7801002
33033.337.542.9506066.77585.790.91001201503
44044.45057.166.78088.91001141211331602004
55055.662.571.483.31001111251431521672002505
66066.77585.71001201331501711822002403006
77077.887.51001171401561752002122332803507
88088.91001141331601782002292422673204008
9901001131291501802002252572733003604509
1010011112514316720022225028630333340050010

1515016718821425030033337542945550060075015

20200222250286333400444500571606667800100020
ガソリン
リットル
100:190:180:170:160:150:145:140:135:133:130:125:120:1ガソリン
リットル



混合は、難しいとか思いがちですが、セルフスタンドが
多い時代になって実はやりやすくなったといいますか(^_^;)

ただ、混合ガソリン専用タンク?(混ぜる用)とかですと、
セルフのスタンドですと消防法で多分アウトな気もしますが・・・・



その他には、半混合仕様溶かしている人も居ます。

オイルポンプで追いつかないと思われる量を燃料に混ぜたりとか

シリンダーなど組み替えたとき等には有効かと思います。


ついでですが、諸事情で、オイルポンプの稼働動画を
撮影する機会がありましたので

 

バッテリー式のドリルをオイルポンプのシャフトに挿して
ドリルを回しているだけの映像ですが・・・・・

手前のピンク色の透明ホースからゆっくりと
オイルが出てくるのが分かるかと思います。

ドリルの回転数は毎分800回転なので実際に
クランクが回転してギヤを伝って減速された回転を
考えても、アイドリング相当の回転かなとも?

たぶん、閲覧した方の中では、オイルってこのくらいしか
出てないの?とか思った方は居ると思います。

純正キャブの場合スロージェットは確か40番

40番ということは、穴にして0.4ミリです。

そこから、吸い上げられて吹き出した燃料に対して、
例えば50対1のオイルが出たとしたら・・・・

そうとう微量なオイルですよね?

なのでこんなもので良いんです(笑)

ですが、この微量なくらいのオイルが大事なわけですから、
オイルタンクに付いているストレーナーが詰まったら大変なことになります(^_^;)

その詰まりが怖くて混合仕様にしている人も実際に居たりします。


まぁ、日々の整備と点検をちゃんとしていれば、問題ないのですけどね!