ノーマルキャブには、関係ない話になるかと思われます。

ビックキャブを入れた際に急に燃費が悪くなったりします。

といっても、実はビックキャブにしても急激に燃費が悪くなるわけでもなく

悪くなっても5キロ~10キロ

でも10キロくらい悪くなると、オーバーフローの可能性も

普通ならキャッチタンクを付ければ事が済むのですが
場合によっては、オーバーフローがひどくてすぐにタンクが満タンに


毎回タンクから燃料を抜くのは大変。



かと言ってキャブの油面調整をするのが一番なのでしょうが
油面調整をするとセッティングが変わってしまったり
もれないように油面を下げすぎたために燃料が薄くなりすぎる可能性も

油面を燃調と合わせてベストな状態にするとオーバーフローを起こしまくる
とかありませんか?


そんな場合に、こんな工作をしてみました。


へんなーシステム

オーバーフローをした燃料をキャッチタンクに落とします。

その落ちた燃料を正負圧ポンプで吸い上げまた燃料タンクに戻すシステムです。

構造は至って簡単です。

img_2


正負圧ポンプが、キャブに送る用と燃料タンクに戻す用の2つ必要になってきます。

ただし、このシステムを利用する場合は、負圧ではなく正負圧にする必要があります。




img_3


タンクに戻す口はニップルを立てて使用します。

穴を開ける場合、ドリルで穴を開けますが、出来るだけ燃料が満タンに近い状態で
作業してください。

実際に危険な作業といえば危険なのですが、危険物の資格を持っている人なら

何故、燃料を満タンの状態でという事は理解がすぐ出来ると思います。


簡単に説明しますとガソリンは気化して火が点いたり爆発します。

燃料に火が点くのではなく気化した物に火が点くのです。

なので出来るだけ燃料タンクに多く燃料が入っていた方が気化させる空間が
少なくなるので爆発する危険が下がるのです。

ですが、危険な作業なので・・・・


燃料を抜いて作業すれば良いじゃんと思いますが・・・


燃料タンクから全て燃料を抜くことは難しいです。

しかも気化したガスがしばらく貯まるので燃料をすべて抜いて
乾かしてガス抜きまで言うと穴開け作業をするには燃料を抜いてから
数日から数週間風通しの良い場所でタンクを干さなければなりません。

下手をすれば、その間に今度はタンク内が錆びる可能性まで出てきます。

こんな理由から、最善の方法は、燃料タンクに燃料を
できるだけ多く入れての作業がベストなのです。

穴を開けた時に出る切子(削りカス)は、タンクに入って問題ないの?
と思うでしょうがそこは燃料タンクにはストレーナー(フィルター)が
付いているので、そこでストップしてくれるので問題はありません。


そして、このシステムは、オーバーフローの燃料を再利用できるという利点

あとはキャブのジェット交換の際に捨ててしまう燃料も
交換時にキャブを傾けたりして故意的にオーバーフローさせ
キャッチタンクに落とせば、ジェット交換の際も無駄な燃料を捨てること無く
しかも、地面も汚さないエコロジーなシステムだったりします。


もしオーバーフローでお悩みの方は、一度試してみてみてください(^_^;)