パワーフィルターはパワーアップするアイテムですが、
使い方によってはパワーダウンフィルターになりますよ(^_^;)

ビックキャブなどにしている場合は、問題ないのですが、
純正キャブやDIOキャブなど元々車体に取付けられているようなキャブは注意が必要です。


オイル口

理由は、2サイクルオイルの取り口の関係なんです。


ノーマルキャブ(純正)などはオイル注入口がこのあたりにあります。

ただ、ここにオイルの口があるのは理由があります。

スロットルバルブ(カッタウェイ)の潤滑油としても利用されているんです。
要はすり減り防止ですね!
あとは固着防止と言うか凍結防止です。
ノーマルキャブクラスの小径キャブの場合は吸い込み力?吸引力が口が
小さいのは強いといいますか吸い込み速度が速くなります。

吸い込み速度が速いと温度が下がり冷やされていきます。

温度が下がりスロットルバルブが凍結なんて事も起きますので

走行中に凍結で固着してしまったら危ないので凍結しづらいように
オイルをという感じなんです。

ただ、良いことづくしではないのです。

アクセルを開け閉めした際に、吸い込むはずの燃料が逆流?
エアクリーナー側にどうしても吹いてしまうのです。
オイルも同じで、燃料と同じに逆流してしまいます。

ここで問題になるのが、パワーフィルターのフィルター部分は
紙や不織布的な物でできています。

なので雨が降って水を吸い込んでしまうと空気が吸えなくなってしまいます。

オイルの場合も同じで、オイルがフィルターに付いてしまうと
吸い込み力が落ちてしまいます。

なのでパワーフィルターは、はっきり言っておすすめできません。

雨が降ってもつかえない、使っているとあっという間に使えなくなっていく

一般公道を走らせる人には、とっても使えない品物なのです。


ただ、見た目ははっきり言ってかっこ悪くなります。

しかし、このタイプならパワーフィルターの使用も可能になります。


デイトナ(DAYTONA) NEWスーパーパワーフィルター(φ35ニップル付)(φ5ニップル付) 排ガスモデル対応オールウェザータイプ 90°Lタイプ(ブラック) 45509



L字の90度タイプです。しかもカバー付き

何故L時なのかというと、吹き戻された燃料などはL字の壁部分で抑えられるからです。


しかも、このタイプはL字パイプ部にニップルが付いているタイプなので、
ここのニップルを外してしまえば、そこにパワージェットも
指せてしまうという親切設計(爆)

ただ、見た目がね~


あとはファンネルでしょうかね!

ファンネルだとゴミが~と思う方には、網付きのタイプもありますので、
そちらを使ってみてください。