スパークプラグ(点火プラブ)は消耗品です。

2サイクルの場合は5,000キロ~1万キロとか言われてますが、
実際には2,000キロ位の交換が好ましいか思います。

イリジウムプラグなどは高価ですが、ノーマルプラグですと500円程度で購入できます。

交換も難しくありません。

おすすめとしては、オイルランプが光ったら(完全に光り続ける)オイル補充と同時にプラグ交換




所詮、混合比(ガソリン酸素とオイルが混ざった)を火花で爆発させているだなのですが、
地味に奥が深いのです。

点火プラグが駄目になってるとキャブセッティングが出ません。

エンジンの始動も悪くなります。



良く、シリンダー(エンジンから外して)火花が散るか試すことがありますが、
あれはあくまで、火花が飛んでいるかどうかの確認。

火花が飛んでいても、正常とは限りません。

そうです、見ただけではわかりません。

それは、アイドリングでも毎分1,500回転とかなので、
点火プラグも毎分1,500回転点火していることになります。

なので点火プラグが不良や老朽化によって点火のタイミングがずれるような事があっても
目視でなんて点検も出来ませんし確認もできません。

なのに何故点火するか確認するのか?
それは、あくまで火花が散っているか散っていないかの最低限の確認です。


よくエンジンの調子が悪い、エンジンが掛からない!という人にプラグの確認はしたのと聞くと
この前新品と交換しました!という不思議な答えが・・・・

最低限、プラグを交換してどのくらいの期間使用して何キロくらい走ったか?火花が散ってるのか?
の確認をしないで、この前交換しましたの答えの人が多いです。


いくら新品でも不良品というものがあります。新品でも不良品だったり低寿命のもだったり。



そして、次に熱価(番手)について


Nekka Hikaku-thumb


番手については上記の通りです。

ジャイロ後期の標準、NGK品番でBR8HSA(もしくはBPR8HSA)となっています。


プラグ表

上の表を見ればプラグの仕様がどのようなものなのかはわかると思います。

ただBR8HSAの最後の記号のAは、どのような仕様なのかは、表に無いのでわかりません。
なのでAがあってもなくても気にせず使用しても問題はないかと思います。

プラグは、あくまでセッティングパーツと考えてください。

基本的に標準の8番プラグを使用してください。


安易に6番が良いと言われたので6番にしてセッティングをしたとしても
セッティングに慣れていない方は、逆にプラグを溶かしたりピストンに穴を開けたり
焼き付かしたりと良いことがありません。

6番とか低熱価プラグは、燃料を濃くして焼き付きにくく出来ますが・・・・

逆に言えば燃料を濃くしないと焼き付きを起こすということです。


標準プラグでも燃調を取れないの状況で、熱価を下げてしまうと
逆に燃調を取りづらくなるということです。

なので、まずは標準の8番プラグでセッティングをちゃんと出してから熱価を下げる

下げる場合はプラグ1番手下げるごとにメインジェットを5~15番手くらいを濃くすして
再度セッティングと言うかたちです。


ただ、ジャイロやスクーターなどのベルト駆動の車両は、ミッション車両以上にバランスが大事

燃調を取ったから終了ではなくて、燃調を取ると今度は駆動系がバランス崩しますので
燃料と駆動系をバランス取ってセッティングな感じなので


一度でセッティングが決まるという神業は、神様でなければ出来ません。

どんな名チューナーでさえ、何回も何十回もセッティングをし直しています。

それどころか、有名で速い人ほど、エンジンを壊しています。

要は自分で経験を積み重ねないと技術は付きませんしセッティングは出来ません。