ジャイロでツーリングなどする場合、スマホをナビにしている人
フォグランプ(後付けLEDライト)を付ける場合
タコメーターや電圧計など追加メーターを付ける場合

などなど、電装品を付ける場合、必ず必要になってくるACC電源(キーオンで通電する電源)

知っている人は、なんてことのない作業ですが、電気系苦手な人には、難しい。


ですが、難しいと思っているので難しいのです。

基本的にジャイロで使用している電気と言うのは直流と交流の混合で使用されている面倒なシステム

発電システムは交流(AC電源)をレギュレターで直流(DC電源)に変換して
バッテリーに充電しつつ電装系を制御しています。

ですが、常時点灯するようなヘッドライトやテールランプは電力が追いつかなくなるので
交流(AC電源)のまま使用しています。

簡単に言いますと、イグニッションキーをONにしてエンジンを
始動指定ない状態で動く(点灯など)ものがDC電源

エンジンを始動しないと動かないものがAC電源と思っていただければ良いかと。



ACとDC両方使っているスクーターなので配線系統は実は面倒なのですけど

上の説明が理解できれば、小学生レベル程度(乾電池でモーターを繋いだり電球を灯したり)
で簡単に配線は繋げられるはずです。

ただ注意してもらいたいことは少なからず乾電池1本(1.5ボルト)とは違い12ボルトもあるので
下手をすれば配線を燃やしたりショートさせれば強い火花が散ったりします。

ですので、配線処理はちゃんとしましょう。

配線は色々と種類がありますが・・・・


配線の太さ
0.5 sq  -   7A
0.75sq  -  10A
1.25sq  -  15A
2.0 sq  -  20A
4.0 sq  -  30A
5.0 sq  -  45A
5.5 sq  -  50A
8.0 sq  -  70A
 14 sq  -  90A
 22 sq  - 110A

配線を買う時に太さの表示などがしてあります。
上記の図を参考にしますと・・・・・

0.75sq(10A)~1.25sq(15A)辺りが無難かと思います。
(ジャイロのメインヒューズが20Aなのでこの辺りで問題ないはずです)
太すぎますと今度は配線の処理が大変になります。
細すぎますと、電圧に耐えられず配線が熱を持って最悪火災をおこしてしまいます。

配線を繋ぐ際は、できれば裸線をねじって繋げるだけではなくハンダ付け等を行ってください。
(ねじって繋げた場合、暫く経つと外れたり腐食し始めて接触不良を起こします)

もしくはギボシ端子や圧着端子を使用します。(ギボシ端子の場合は接触不良を起こす事もあります)

処理後はショートをさせないようにするために、伸縮チューブを使用したり絶縁テープなどで処理を



さて、ここまでの説明を納得した上で?

やっとキーオンでの電源のとり方です。
一番簡単に取れる場所はメインキーのスイッチからです。

鍵の下にスイッチがあり、そこのジャイロ後期型ですと2本の配線でつながっています。

イグニッションキー


配線は、赤と赤/黒の2本あるはずです。

赤は常時電源プラス(バッテリーからヒューズを通って直に引かれています。)

赤/黒はキースイッチをONにするとプラス電源が通電します。


マイナス電源は、ボディアース(フレームがマイナス電源になっています)


この配線さえ、ちゃんと引ければ、追加で電装品を追加する場合は楽になります。