プーリーの最大変速(ベルトがどこまで広がるか)

通常ならプーリーにサインペンなどで線を引いて走らせて確認をしますが、
実はその方法だと不正確なのご存知でしょうか?
 
何故なら、アイドリングや減速終了時?などでベルトが結構暴れてしまう為に
サインペンの線が消えたりしてしまう場合があるのです。

実際に走行して変速しているかしていないかと言うのは大事なことですが・・・・

わざわざ走らなくてもベルトがどこまで広がるかの確認は車体に付けなくても確認はできます。

ただしクラッチ側のドリブンプーリーの変速事情もありますので変速し過ぎでベルトが粉砕させない為

逆に最大変速まで届いていないかを確認ができます。


プーリー

適当な画像で申し訳ない。



確認前に・・・・・

まずは普段使用してるベルトではなく新品のベルトを使用してください。
あくまで確認だけなら良いです使用中のベルトで確認して
変速しないからとそのまま加工などしてしまうと現状のベルトでは
ベストな状態で行けるかもですがベルトを交換した時に変速状況が変わってしまうので、
新品のベルトに交換したのに、すぐ切れるとか言う事故が起きてしまう可能性があります。


■ここから確認作業

上の図のような感じにボルトとナットを用意して、そこに普段クランクシャフトにプーリーを
普段組み上げるように組み上げてください。
もちろんウエイトローラーもですが、ローラーガイドから脱線するので1個だけ入れてください。

あとはプーリーを最大変速状態にして確認するだけです。

その際大事なのは、プーリーとランププレートは広がっている状態のはずですので

ウエイトローラーを確認してください。

左右に揺らして(図のような状態でウエイトローラーが遊んでいないか?

もし遊んでいるようでしたら、そのプーリーは最大変速が出来ない状態です。

最大変速させたい場合は、加工が必要です。

次の確認は最大変速状態でベルトを挟んでください。

ベルトはプーリーの中に収まっているでしょうか?

もし、少しでもはみ出ているようでしたら、
走行中ベルトが切れる可能性があるので対処が必要です。


最後にプーリーの変速の仕方は、個人の好みがありますので、
ここのプーリーが絶対に良いので、これ以外は交換しないようにとかは言いません。

ですが、ベルトに関しては、純正ベルトが一番です。

むしろ純正以外は、ほぼゴミと言っても良いでしょう。

何故なら、強化ベルトだと伸びにくいです。

伸びにくいし切れにくいのでしょうが、伸びないので引っ張った際に伸びがないので
いろいろな部分に負荷がかかる?ということはプーリーがその負担を背負う形になります。

2ストジャイロを現在所有している方は、殆どが中古で購入していると思います。

その際に純正プーリーからハイスピードプーリーに交換した際にプーリーは
段付きを起こしている物がほとんどだと思います。

強化ベルトにすると、その削り加減も強化されるということなのです(笑)

あとは、社外だと長さが違う!

長さが違うと変速状況も変わってしまいます。


ちなみに、ジャイロで色々といじって、最高速が3桁出るよ~!という人達は、
純正ベルトを使用しています。


そしてイメージ的に純正は高価と思いがちですが、
純正のジャイロのベルトは3000円位で購入できますよ(笑)




アマゾンでもこんな価格です。

ベルト本体2900円+消費税

ご近所にホンダドリームなどがあれば、その値段で購入可能です。

ただ、一般のバイク屋さんとかですと、それに追加で送料まで取られてしまうお店がほとんどだと思いますので、その場合はご近所で購入してもネットで購入しても同じかなと。

注文しに行って、その後は引き取りに行く手間があるか?
宅配便で自宅もしくは仕事場に届けてももらうか?
それはお好みで!!

今回は、プーリーの最大変速確認という題材なので、加工方法などは、またいつか(爆)